監督 黒澤明のもう一つの偉業。
それは「黒澤明の脚本」にある ―――。 自身の監督就任前から現在に至るまで、
実に様々な映画監督によって映画化されてきた黒澤明の脚本たち。
そのうち放送可能な全22作品を、没後10年の今、ハイビジョンで放送。
今月でいよいよラストとなる特別企画『脚本家 黒澤明の仕事』。脚本を読んだ映画人に、「将来は日本映画を背負う大立者になる」とまで言わしめた黒澤明の脚本の魅力とは一体何だったのか・・・。特集では、黒澤の助監督時代に初めて映画化された「青春の気流」(伏水修監督)から、自身が監督として制作を手がけようとしていた「海は見ていた」(熊井啓監督)まで、様々な監督たちの手によって映画化されてきた黒澤明の執筆脚本の放送可能な全22作品を、3ヶ月連続で年代順に(一部除く)お届けしている。
最終月となる6月は、黒澤明監督の死後、その遺志を受けて作られた「雨あがる」と「海は見ていた」を放送。腕は立つが心が優しく誠実過ぎてしまうお侍とその妻を描いた「雨あがる」と、江戸時代の深川を舞台に遊女の恋を描いた黒澤最期のラブ・ストーリー「海は見ていた」は、どちらも心温まる感動作だ。また、5月に放送したオリジナル版・三船敏郎主演の「ジャコ萬と鉄(’49)」に続いて、6月は、高倉健主演の「ジャコ萬と鉄(’64)」を放送。高倉健と丹波哲郎演じる鉄とジャコ萬の決闘シーンは、まさに男のダイナミズムだ。さらに、加山雄三・三船敏郎・山崎努・志村喬といった黒澤作品に欠かせない俳優陣でリメイクされた「姿三四郎(’65)」は、是非とも観て頂きたい必見の作品。その他にも、「日露戦争勝利の秘史 敵中横断三百里」などの戦争スペクタクル映画を放送。貴重な作品の数々はどれも映画を見る者の気持ちを熱くする。
最終月の6月、黒澤明のもう一つの偉業、〈脚本家としての仕事〉を、日本映画専門チャンネルでご堪能ください。
※「e2 by スカパー!」ch.239及び一部CATVでは全映画ハイビジョンでお楽しみいただけます。 |