文芸作品、女性映画、エログロ路線など時代によって様々なジャンルの映画を製作してきた映画会社・新東宝。溝口健二監督「西鶴(さいかく)一代女」、島耕二監督「銀座カンカン娘」 内田吐夢監督「たそがれ酒場」石井輝男監督「セクシー地帯」・・・新東宝製作の名作15作品を2ヶ月に渡り放送!
映画会社「新東宝」は戦後間もない1948年、民主化の兆しが強まる中、大手映画会社・東宝の労働争議が発端となり設立され、TV放送の全盛となる1961年に倒産した、まさに時代の波と共にあった映画会社である。
大河内傳次郎、原節子、長谷川一夫、高峰秀子など東宝を離脱した総勢10名のスタア俳優で結成された「十人の旗の会」からスタートした黎明期、東宝から完全独立し、自主配給へ乗り出し、宇津井健、高島忠夫、池内淳子などニューフェイスを世に送り、文芸作品を多数制作、1952年には「西鶴(さいかく)一代女」で国際的にも高い評価を得て、溝口健二、小津安二郎、五所平之助など巨匠たちが名を連ねた黄金期、高度成長期時代を迎え、ヒット作に恵まれない中、赤字からの脱出を目指し大蔵貢社長の「安く面白い映画」をモットーに新人監督を起用し低予算の怪奇、お色気路線に路線変更した「大蔵時代」、その後1961年に倒産を迎えるまで、新東宝は14年という短い時間ではあったが、常に時代が求める映画を生み出してきた。
日本映画専門チャンネルでは、日本映画史の一時代を築いた新東宝から誕生した作品の中から、代表作とも言える「名作」15作品を厳選し2ヶ月に渡って放送する。日本が世界に誇る至宝、溝口健二監督「西鶴(さいかく)一代女」、主題歌もヒットした「銀座カンカン娘」、新東宝史上空前のヒット作となった「明治天皇と日露大戦争」など、日本映画史に名を刻み、映画ファンならずとも見ておきたい名作を選出、さらにオリジナル番組も併せて放送する。
映画は時代と共に生まれ、やがてそれが歴史となる―。
映画会社・新東宝の名作群、どうぞご期待下さい。
<11月放送作品>
田中絹代監督「恋文」(森雅之出演)
伊藤大輔監督「王将一代」(辰巳柳太郎出演)
久松靜児監督「女の暦」(田中絹代出演)
石井輝男監督「セクシー地帯」(三原葉子出演)
内田吐夢監督「たそがれ酒場」(津島惠子出演)
倉田文人監督「ノンちゃん雲に乗る」(原節子出演)
斎藤寅次郎監督「ハワイ珍道中」(花菱アチャコ出演)
渡辺邦男監督「明治天皇と日露大戦争」(嵐寛寿郎出演)
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