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11月 12月
監督 市川崑の映画たち 特別企画 吉永小百合と市川崑
女優は、監督と出会い自らの新境地を知る―。

2008年2月13日、市川崑監督逝去。突然の訃報に、「母べえ」でベルリン映画祭へ渡独していた吉永小百合が言葉を失う姿が翌日のニュースで報道された。女優は、監督に出会うことで自らの新境地を知る。吉永小百合にとって、市川崑監督との出会いは、長いスランプから抜け出して新たな女優人生を切り開くための重要な出会いとなった。

初めてコンビを組んだ「細雪」(1983年)で、市川崑監督の巧みな演出は、これまで吉永の役幅を極端に限定していた清純派イメージの払拭に成功。谷崎文学の中に登場する毒をも秘めた三女・雪子役を見事に演じ、吉永小百合は成熟した女優の魅力を再評価される。この文芸大作の大ヒットにより再び第一線に躍り出た吉永小百合は、1984年、市川監督の次作「おはん」で、元夫への情愛にさまよう妻を艶麗大胆に演じ、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、キネマ旬報主演女優賞など数々の映画賞を受賞する。ここに、青春映画路線のヒロイン像とは全く異なる、現在の女優・吉永小百合が確立した。
続く1987年、「映画女優」では大女優・田中絹代を演じ、クライマックスの気迫の演技で女優としての力量を発揮。さらに1988年、映画出演100本記念作の「つる ー鶴−」では、節目の作品に是非と自ら信頼する市川崑を監督にと切望。それに監督が応えて、4度目のゴールデンコンビ作となった。

名匠・市川崑による吉永小百合主演映画全4作品を、11月から2ヶ月連続で放送中。
作品の放送にあわせて、吉永小百合インタビューも放送。現在の女優・吉永小百合を生んだ、市川崑の4作品をどうぞお見逃しなく!
 ◆ 放送日
★毎週木曜あさ10時★ ※12月25日(木)は、ひる12時から・1月1日(木)お休み

(C)東宝
〜ジャンルという枠を超え、日本映画史そのものを不世出の女優・田中絹代と巨匠・溝口健二監督を中心に描いた野心作〜

映画女優 1987  カラー

監督: 市川崑
原作: 新藤兼人(「小説田中絹代」より)
脚本: 新藤兼人/日高真也/市川崑
出演者: 吉永小百合/森光子/菅原文太/石坂浩二

(C)東宝
〜映画出演100本記念作品に各社が上げた数々の企画の中から、吉永自身が選んだ作品。監督には「細雪」「おはん」「映画女優」と続けて仕事をした市川崑監督を自ら切望した。このラブコールに市川監督が応えて、記念作にふさわしい四度目のゴールデンコンビとなった。〜

つる ―鶴― 1988  カラー

監督: 市川崑
脚本: 和田夏十/市川崑/日高真也
出演者: 吉永小百合/野田秀樹/樹木希林

(C)東宝
〜東宝創立50周年記念作品。市川監督が長年映画化を夢見てきた作品でもある。“崑タッチ”の描く日本の四季は、正に美の極限。吉永小百合は、清純と妖艶の両方を併せ持つ雪子というキャラクターを見事に演じきり念願であった新境地の開拓に成功した。〜

再放送  細雪(1983年) 1983  カラー

監督: 市川崑
原作: 谷崎潤一郎
脚本: 市川崑/日高真也
出演者: 吉永小百合/岸恵子/佐久間良子/古手川祐子

(C)東宝
〜宇野千代による昭和文学の古典的名作。大ヒットした「細雪」に続き吉永小百合を起用した市川監督が、独特の映像美の中でさらに深く女の愛と性をとらえ耽美的に描いた作品。〜

再放送  おはん 1984  カラー

監督: 市川崑
原作: 宇野千代
脚本: 市川崑/日高真也
出演者: 吉永小百合/大原麗子/石坂浩二/ミヤコ蝶々

(C)NHK

再放送  日曜インタビュー 女優冥利 女優 吉永小百合〔TV番組〕 1991  カラー BS・CS初/ 未ビデオ化

出演者: 吉永小百合
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