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11月
生誕100年特別企画 日本初の女優監督 田中絹代 もう一つの顔
女優人生絶頂期に挑んだ冒険、それは映画監督への道だった―。
稀代の映画女優・田中絹代のもう一つの顔<監督>にスポットをあてた一大特集。

黎明期から日本映画界を支えた大スターであり、大女優の一人・田中絹代。出演する映画作品は実に250本を超え、まさに歩く日本映画史といっても過言ではない。
また、溝口健二監督とともに「西鶴一代女」、「雨月物語」、「山椒大夫」で世界にその名声を高めたヴェネチア国際映画祭、「煙突の見える場所」(監督:五所平之助)でユーモアとペーソス溢れる演技が高く評価されたベルリン国際映画祭、「おとうと」(監督:市川崑)で手足が不自由な継母という難役を見事に演じきってフランス映画高等技術委員会賞を受賞したカンヌ国際映画祭など、世界三大映画祭の全てで受賞作があり、三冠を達成している稀有な女優でもある。
そんな彼女が、大作への出演が相次ぐ絶頂期の中、映画監督業に進出した。戦後女性の自立という問題に関心を深めながら、監督への願望を胸に秘めていた絹代は、一方において年令的に主演女優の限界を予測して"映画人生最大の冒険"を決意したのだ。当時としては珍しい女性監督、さらには日本初の女優監督として、その手腕を発揮する陰には大監督たちの交流とサポートがあった。 チャンネルでは、2009年に生誕100年を迎える田中絹代の全監督作品を特集。木下惠介監督が脚本を手掛けた監督デビュー作「恋文」、小津安二郎監督が自身のためにあたためていた脚本を提供し全面的に協力、監督活動を支援した「月は上りぬ」など、多くの監督たちとの交流によって生まれた6作品をお楽しみ下さい。
長年の女優経験によって培われた美意識、女性ならではのきめ細かな演出、社会的なテーマに切り込む男性顔負けの鋭い視点など、田中絹代のもう一つの顔<監督>としての魅力が溢れる作品群を是非この機会にお見逃しなく。
 ◆ 放送日
11月9日(月)〜16日(月) 平日午後2時  再放送:11月18日(水)〜25日(水) 平日あさ10時

(C)国際放映
〜小津安二郎、成瀬巳喜男、木下惠介ら巨匠たちが助言と激励を贈ったと言われる名女優・田中絹代の監督デビュー作。〜

恋文 1953  モノクロ

監督: 田中絹代
原作: 丹羽文雄
脚本: 木下惠介
出演者: 森雅之/久我美子/香川京子/宇野重吉

(C)日活
〜小津安二郎監督が自身のためにあたためていた脚本を提供し全面的に協力、監督活動を支援した〜

月は上りぬ 1955  モノクロ TV初 / 未ビデオ化

監督: 田中絹代
脚本: 斎藤良輔/小津安二郎
出演者: 笠智衆/山根寿子/杉葉子/北原三枝

(C)日活
〜若くして乳癌に倒れた歌人・中城ふみ子の原作にほれ込んだ田中絹代の監督第3作。〜

乳房よ永遠なれ 1955  モノクロ 未ビデオ化

監督: 田中絹代
原作: 若月彰/中城ふみ子
脚本: 田中澄江
出演者: 月丘夢路/葉山良二/杉葉子/森雅之

(C)角川映画

流転の王妃 1960  カラー

監督: 田中絹代
原作: 愛親覚羅浩
脚本: 和田夏十
出演者: 京マチ子/船越英二/金田一敦子/沢村貞子

(C)東宝

女ばかりの夜 1961  モノクロ 未ビデオ化

監督: 田中絹代
原作: 梁雅子「道あれど」より
脚本: (脚色)田中澄江
出演者: 淡島千景/原知佐子/北あけみ/香川京子

(C)1962松竹株式会社

お吟さま 1962  カラー

監督: 田中絹代
原作: 今東光
脚本: 成澤昌茂
出演者: 有馬稲子/仲代達矢/中村鴈治郎/高峰三枝子
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