1961年、全国に10館の加盟館を持つ芸術映画専門のアートシアター、日本アート・シアター・ギルド(ATG)が誕生した。前衛的、実験的な洋画・邦画を上映する、まさに今のミニシアターの走りでもあるこの劇場に、サブカルチャーに敏感な当時の若者は熱狂した。1962年4月20日、「尼僧ヨアンナ」の公開を皮切りに、洋邦問わず芸術映画の配給を手がけ、その礎を築いた第1期(1961-1967)、娯楽映画のみに走る大手映画会社に対し、独立プロを積極的に支援し『一千万映画』と呼ばれる低予算映画で高い評価を得た第2期(1967-1979)、若手監督を積極的に起用しその後の日本映画界を背負う人材を排出した第3期(1979-)。ATG映画は常に日本の映画界に多大なる影響を与えてきた。
日本映画専門チャンネルでは日本映画史の一時代を築いたATG映画を放送。超大作、娯楽作だけでは味わえない日本映画のもう一つの魅力をお楽しみ下さい。
2月は、約30年前に起きた銀行立てこもり事件と実行犯の破滅的な生き方を高橋伴明が描いた「TATTOO〈刺青〉あり」、大林宣彦監督が佐藤春夫原作「わんぱく時代」を原作に、古き良き日本映画の精神を復活させた「野ゆき山ゆき海べゆき」他、全4作品を放送! |