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「餓狼伝」
(がろうでん) 監督:佐々木正人 出演:八巻建志、藤原喜明 1994年
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K-1だのPRIDEだの、格闘技が大変なブームになっている。3年前にはウルトラマンゼアスが、ウルトラマンシャドー(悪役ね)に負けて自信を喪失するが、正道会館に入門してK-1の人気選手、アンディ・フグに必殺かかと落としを習い、宿敵シャドーを倒すという「ウルトラマン」シリーズの珍品「ウルトラマンゼアス2・超人大戦ノ光と影」が作られたほどだ。 そこで、K-1やPRIDEが大好きという格闘技ファンにオススメなのが、格闘技オタクの作家、夢枕獏原作の同名小説を映画化した「餓狼伝」なのだ。喧嘩道に生きる空手家と、プロレスラーの修行の日々と対決を描いた格闘技アクションで、空手家には極真会館の八巻健志、プロレスラーにはバトラーツの石川雄規が扮している。本物の格闘家が主演しているので、アクションシーンの迫力といったら、そりゃもうけた違い。 ほかに古流柔術家に大映時代、おおくの柔道モノに主演した本郷功次郎。空手道場の館長には、千葉真一主演の和製カンフー映画の悪役として活躍した石橋雅史を起用している。往年のファンの琴線にふれそうな、その辺のセンスもうれしい。 これで、やくざの用心棒で居合い抜きの名人役を大杉漣ではなく、元新国劇で殺陣の名手、真田健一郎(時代劇専門チャンネルの人気番組「鬼平犯科帳」で同心、沢田小平次を演じている)にしてくれたら、さらに言うこと無しだったんだけどね。
( 書き下ろし )
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