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「紅の空」
(くれないのそら) 監督:谷口千吉 出演:加山雄三、佐藤允 1962年
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東宝というと喜劇のイメージが強いが、どっこいアクション映画だって捨てたもんじゃあない。アクションがウリの日活の幹部は、自社の監督たちに"東宝のような面白いアクション映画を作れ"といつも言っていたそうな。 東宝を代表するアクション監督といえば、岡本喜八と谷口千吉だろう。岡本喜八アクションがお洒落でユーモラスなのに対し、谷口千吉のそれは男臭さがムンムンする。しかし、そんな谷口千吉も、たまにはこんな遊びもする。「紅の空」で主人公が勤める民間航空会社の飛行場に、飛行機が着陸するシーンがあるが、この飛行機がチャチでどう見てもミニチュアまるわかり。世界に冠たる円谷英二率いる東京特撮チームも、戦争映画や怪獣ものと違ってアクション映画だとここまで手を抜くかと呆れ返ったら、主人公が飛行場でミニチュア飛行機で遊んでいたという落ちがついて、やられたーと思った。 加山雄三、佐藤允、夏木陽介のトリオが大空を舞台に活躍する痛快なアクション映画に座布団一枚!
( 書き下ろし )
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