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コラム

連載快楽亭ブラック
「鍵 THE KEY」 (かぎ ざ・きい)  監督:池田敏春 出演:川島なお美 1997年 掲載日2000年08月20日
文豪、谷崎潤一郎原作の同名小説4度目の映画化である。世の中的にも、あっし的にも、今までのベスト1は’59年に大映で製作された市川崑監督バージョン。キャスティングはというと、主人公の夫婦に中村鴈治郎と京マチ子の顔合わせ、娘の婚約者で妻の愛人に仲代達矢という豪華キャストで当時たいへんな話題となった。原作と違って登場人物が最後にひとり残らず死んでしまうブラックなオチが印象的だった。
 ここで紹介する本作の主人公夫婦は、柄本明と川島なお美、娘の婚約者で妻の愛人に大沢樹生が扮している。市川崑監督バージョンに比べると、キャスティングの豪華さでは一歩譲るものの、それを補って余りあるのがテレビドラマ「失楽園」でブレイクした直後の川島なお美のヌードシーンだ。映画というよりも、あっしは動く写真集ってカンジでたっぷり楽しませていただきました。
 監督は日活ロマンポルノで鳴らした池田敏春。エッチなシーンでのねちっこい描写、見る側の期待を裏切らない大胆なカメラワークはさすがだ。そう言えば、池田敏春監督のロマンポルノ時代の代表作「性狩人・セックスハンター」には太田あや子をコーラで浣腸するシーンがあった。せっかくだから、池田敏春監督と川島なお美にはもう一度コンビを組んでもらって、今度は“ワインで浣腸”なんてシーンを撮ってくれないかしらん。 ( 書き下ろし )

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