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「誘拐」
(ゆうかい) 監督:大河原孝夫 出演:永瀬正敏 1997年
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掲載日2001年04月07日 |
突然だが、あっしのカミさんは永瀬正敏の大ファンだ。 どれくらいのファンかというと、4月30日の「24時間まるごと永瀬正敏」でも放送する、『罠 THE TRAP』(95年)の公開の時に、映画の舞台になった横浜、黄金町の映画館、横浜日劇の2階にあったロケセットを毎日先着50名に、上映前に公開するというイベントに早起きして付き合わされたほどなのだ。ちなみに、あっしたちは東京の下町、つまり東の方に住んでいるので、横浜まで行くにはそれなりに時間がかかる。それくらいファン、好きってことのなのだ。 カミさんの付き合いとはいえ、そうまでして通った『罠 THE TRAP』なのだが、はっきり言って永瀬正敏の魅力は、よくわかりません。日本映画全盛期なら、たとえば松竹映画で、二枚目の主人公が働く工場の、同僚役といったクラスの役者(永瀬さんゴメンナサイ)だと思うのはあっしのジェラシーかしらん!? そんなこんなで、カミさんは今月放送の「24時間まるごと永瀬正敏」をとっても楽しみにしているのであります(今月はカミさんの機嫌もいいことでしょう、チャンネルに感謝)。 前フリが長くなったけど、あっし的には、オススメはこの『誘拐』ね。インディーズ系のイメージの強い永瀬が、映画全盛期の大スター、渡哲也とがっぷり四つに組んだスケールの大きな刑事ドラマで、永瀬の役柄はロス市警から捜査一課に転属してきたエリート刑事。ベテラン刑事、渡哲也とコンビを組んで大企業重役誘拐事件の捜査にあたるという設定だ。ファースト・シーンの身代金受け渡しでは、21台のカメラを同時に回したという物凄さ、延べ5,000人に及ぶエキストラ、飛ばしたヘリコプター7機、走らせたテレビ中継車6台というスケール感は、ヘリコプター大好きの『踊る大捜査線 THE MOVIE』の本広克行監督も顔負け! あっと驚くストーリー展開と併せて、 “これが映画だぜ” と、あっしも納得の内容といえる。テレビの2時間ドラマはもちろん、そこいらのスペクタクル映画にゃ、逆立ちしても出せない深い味わいだった。 というわけで、残念ながら興行的にはイマイチだったけど、あっしについついプライベートな話を公開させてしまうほどの名作に座布団一枚!
( 書き下ろし )
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