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「男性No.1」
(だんせいなんばーわん) 監督:山本嘉次郎 出演:三船敏郎 1955年
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掲載日2001年05月12日 |
今回のオススメは、タイトルからしてイケテル『男性No.1』であります。三船敏郎、鶴田浩二という、日本映画界を代表する名優ふたりの初共演作として、知る人ぞ知る作品なのだ。 ちなみにこのふたり、ほかでの共演はというと、稲垣浩監督の『宮本武蔵』3部作がある。三船が宮本武蔵、鶴田が佐々木小次郎に扮して、巌流島で対決した。この対決はもちろん三船が勝つのだが、以来ふたりは幾度となく作品のなかで対決することになる。 あっしの敬愛する岡本喜八監督の『暗黒街の顔役』(今月の特集「ゴールデンウィークまるごとアクション20連発」でも放送されたのだ)では、鶴田がヤクザの幹部で、三船は気の弱い町工場の主という意外な設定で、直接対決はないけど、イメージ的にぶっちぎりで鶴田の勝ち!次は、これまた同じ特集で放送された岡本監督作品の『暗黒街の対決』。三船が刑事で、鶴田は元ヤクザなのだが、ラストシーンで三船をかばおうとしてピストルを抜いた鶴田を、三船が自分を狙ったと勘違いして誤射してしまい三船の勝ち! しかし、イメージ的には鶴田の勝ちだ。そして、あっしが大好きな作品『独立愚連隊』(これも岡本監督ね)では、鶴田がカッコイイ馬賊なのに対して、三船は精神に障害をきたした隊長。川で洗濯をしている中北千枝子に “貴様それでも帝国軍人か!キ○タ○ついてるのか!!” と、怒鳴るも “女だもん、そんなもんあるわけないよ” とシラッと言い返されてしまうおバカぶりで、これまた鶴田の勝ち! というわけで、この勝負、鶴田は三船に2回殺されているけど、断然カッコイイのは鶴田の方。往年の名画をこんな視点から見るのも結構おもしろいでしょ。 さて今回は、数々の作品で男っぷりを競った名優、三船敏郎と鶴田浩二に座布団一枚ずつね。
( 書き下ろし )
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