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コラム

連載快楽亭ブラック
「「縄張はもらった」」 (しまはもらった)  監督:長谷部安春 1968 掲載日2001年11月16日
日活ニューアクションの名作「縄張はもらった」を紹介します。
日活ニューアクションとは何か?簡単にいえば日活版実録やくざ路線といったところか。東映任侠映画が大ヒットしたので、大映と日活も真似して着流しやくざ映画を作ったが、(石原裕次郎までやくざ映画に出ていたっけ)次第にあきられて現代を舞台にしたやくざ映画が誕生した。
 この映画は8年振りにシャバへ出て来た小林旭がつぶれかかった組の為、大組織の鉄砲玉として地方都市へ行く。そのメンバーが凄い。藤竜也、川地民夫、郷銕治、岡崎二朗、それに小林旭を仇と狙うが最後は協力するやくざに穴戸錠。地方都市のやくざを倒したものの、大組織の裏切りにあい怒った旭と錠が殴り込むというストーリーは、3年後の東映の傑作、深作欣二監督の「博徒外人部隊」に大きな影響を与えた。殺しの役で旭と錠がタバコを吸うシーンは「さらば友よ」を思わせる。長谷部安春監督のシャープな演出が冴えまくるのでお見逃しなく。
( 書き下ろし )

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