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「「拳銃<コルト>は俺のパスポート」」
(こるとはおれのぱすぽーと) 監督:野村孝 出演:宍戸錠/ジェリー藤尾/小林千登勢/杉良太郎/嵐寛寿郎 ほか 1967年 モノクロ
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掲載日2002年02月01日 |
去年の秋、東京、池袋・新文芸坐のオールナイトミッキー・カーチス特集へ遊びに行ったら、ミッキー・カーチスさんからジェリー藤尾とのトークショーの司会をいきなり頼まれた。このトークショーが大変だった。 「あのなんとかって映画の撮影の時、主演の誰かがさぁ」 二人共ボケちゃってて具体的な名前が全然出て来ないんだから。しかし後で考えてみたら、ジェリー藤尾の俳優としての実績は素晴らしい。黒澤明、マキノ雅弘、加藤泰といった名匠たちと仕事をしてきているんだから。 そのジェリー藤尾の代表作の一本が「拳銃<コルト>は俺のパスポート」だ。宍戸錠主演のハードボイルド・アクション映画の大傑作で、映画のファーストシーンであのアラカンこと嵐寛寿郎が出てきて、セリフの一言も言わないうちに宍戸錠に射殺されてしまう。アラカンほどのスターをいきなり殺すことで、主人公のスナイパーとしての腕の凄さを印象づけるのが演出の狙いだ。このシーンからラストの銃撃戦まで息をもつかせずみせる。アクションスター、宍戸錠にとってベスト1の名作だ。 ジェリー藤尾は宍戸錠の弟分役でした。主演じゃないけれど、代表作と呼ぶにふさわしい活躍ぶりだから、錠ファンの人もジェリー藤尾狙いで見てみるのも一興かも。
( 書き下ろし )
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