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「「これは失礼」」
(これはしつれい) 監督:岡田敬 出演:横山エンタツ/花菱アチャコ/高尾光子/清川虹子/市川朝太郎/三島雅夫 1936年
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掲載日2002年03月01日 |
今月の日本映画専門チャンネルの“私が好きな日本映画”は我等が落語立川流家元、立川談志の登場だ。 家元の映画好きは半端じゃない。ビリー・ワイルダーとフレッド・アスティアを心より敬愛している。また日本映画にも詳しい。 昨年の11月、池袋の新文芸坐で家元のトークショーと、家元の選んだ3本の映画「盗まれた欲情」「まごころ」「戦国群盗伝」のオールナイト上映が行われた。普通、ゲストはトークショーが終わったら、打ち上げで一杯飲んで帰るものだが、家元はまた映画館に戻ってきて、休憩時間にステージにあぐらをかいてファンと映画談義をはじめ、映画が始まると客席でそれを見て帰った。本当に映画が好きなのだ。その代わりつまらない映画には厳しい。かつて邦画の話題作が封切られる時、宣伝キャンペーンのひとつでその映画の監督と家元との対談が企画されたが、家元はその映画を見ていなかった。そこで家元たった一人のための試写会が行われた。しかし家元は映画が始まって5分で「つまらない」と席を立ってしまった。我慢して見て対談すれば結構なギャラになるのに、それほど映画に対して想い入れの強い家元が選んだ「これは失礼」。 戦前の映画なのであっしも見ていないが、エンタツ・アチャコの漫才が見られるらしい。楽しみだ。
( 書き下ろし )
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