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「「東京オリンピック」」
(とうきょうおりんぴっく) 監督:市川崑 1965年
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掲載日2002年04月06日 |
市川崑の作品の中では「東京オリンピック」が一番好きだ。小学6年生だった時、大興奮した東京オリンピックの感動が、映画を見る度に想い出されて泣けてしまう。 開会式のシーンがいい。アメリカ、ソ連、イギリス、フランスといった有名国の入場行進もいいが、アフリカの小国がまたいいのだ。 「小さな国に大きな拍手、ケニヤ選手団、たった一人ながら堂々の入場行進であります。健気であります。まことに健気であります」 NHKアナウンサーの名調子にいつも涙がチョチョ切れてしまう。 百メートル走のヘイズ、女子体操のチャフラフスカ(艶っぽかった)、重量あげのジャポチンスキー等のヒーロー、ヒロインを見ると、子供の頃にタイムスリップしたみたいになる。 マラソンで勝負をあきらめ、休憩所でジュースを何杯もおかわりする選手は笑えるし、閉会式のアナウンサーがまた素晴らしいのだ。 「閉会式もよかった。しかし、国境を越え、肌の色を越え、各国選手が肩を組んでの閉会式もいい。理由もなく涙がこぼれてまいります」 そしてラストのクレジット、「人類は4年に一度、夢を見る」。あの頃は、よかったなぁ。
( 書き下ろし )
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