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「「わが映画人生 井上梅次」」
(わがえいがじんせい いのうえうめつぐ) 出演:井上梅次監督 聞き手:舛田利雄(映画監督) 1999年 カラー
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掲載日2002年04月19日 |
井上梅次監督は石原裕次郎育ての親として知られているが、その作品はミュージカル志向が強い。江利チエミや雪村いづみ主演のジャズ映画を数多く撮ったし、忘れられないのは「黒蜥蜴」だ。江戸川乱歩の小説を三島由紀夫が劇化したこの作品は、名探偵・明智小五郎と女賊、黒蜥蜴との対決と恋を描く作品で、深作欣二が監督し、丸山明宏(現 美輪明宏)が黒蜥蜴、木村功が明智に扮した‘68年の作品が有名だが、その6年前に大映で井上梅次監督、京マチ子、大木実による「黒蜥蜴」がとんでもない珍作品なのだ。 初めての対決で明智に正体を見破られたものの、その明智をホテルの一室に閉じ込めて逃亡に成功した黒蜥蜴が男装しホテルの廊下を踊りながら去ってゆくシーンはまるで少女歌劇のようだったし、黒蜥蜴に狙われている富豪の豪邸を強面の男たちがガードしているのだが、この男たちが肩を組みながら「用心棒たち通せんぼ」と歌うシーンには大笑いさせられたものだ。そんな井上梅次監督がインタビューで何を語るのかが楽しみでならない。
( 書き下ろし )
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