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「「悪魔の手毬唄」 」
(あくまのてまりうた) 監督:横溝生史 出演:石坂浩二/岸恵子/若山富三郎 1977年
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掲載日2002年05月03日 |
5月は横溝正史特集、それも各CS放送それぞれがやってくれるのがうれしい。東映チャンネルでは、金田一耕助シリーズを初めて映画化した。東映版、片岡千恵蔵主演の作品を放映してくれる。特に「本陣殺人事件」を映画化した「「三本指の男」が楽しみだ。それに原作とは違うアッと驚く真犯人の「獄門島」も傑作だぞ。 ファミリー劇場はTVでの古谷一行による金田一シリーズを放映、こちらも良質な作品が揃っています。 しかし金田一耕助を原作通りのイメージでスクリーンに措いてみせたのは、市川崑監督、石坂浩二主演のシリーズが初めて、なかでも今月、日本映画専門チャンネルで放映する。 「悪魔の手毬唄」は全ての金田一ものの中での最高傑作といっていい。若山富三郎の磯川警部の秘めたせつない恋にはジーンとさせられます。 実はこの映画の封切り前、友人の落語家に真犯人は若山富三郎だって嘘を教えたことがあった。原作はベストセラーだから、そいつも読んでいて犯人を知っていると思ったのだが、そいつは読んでいなかった。 そして映画が公開され、そいつは彼女と二人で見に行った。映画の途中で「真犯人は若山富三郎やで」と解説してしまい、見終わったら真犯人は別人だったので、そいつは信用を失ない、ついでに恋も失なった。少しだけあっしの心も痛んだ。
( 書き下ろし )
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