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「「不貞の季節」」
(ふていのきせつ) 監督:廣木隆一 出演:大杉漣/星遥子/村上淳/山崎絵里/しみず霧子 1999年
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掲載日2002年08月23日 |
「父ちゃん、腹減った」 夜中の3時に、我が家の5才児、ヒデジロウが突然目を覚ました。あっしがこしらえてやったのを食べた後は、今度はTVのスイッチを入れた。やっていたのは森田芳光監督の「黒い家」前半のミステリータッチの部分が終わり、大竹しのぶが悪女の本性を現す後半にかかっていた。彼は最後まで画面に見入り、衝撃のラストシーンが終わった後でつぶやいた。 「あー、面白かった!」父親が映画館でガタガタ震えた映画を夜中に見てなんともないのだから、末怖ろしいガキだ。でも彼が夜中に目を覚ますことは滅多になく、深夜のTVは大人の解放区だ。その夜中に文芸エロス作品を放映してくれるのは実にうれしい。 「不貞の季節」は団鬼六の原作を読んだとき、ここまで自分の恥をさらすかと、その作家根性に呆れ返った。自分を変態と軽蔑していた妻が、こともあろうに自分の部下と不倫してヒワイな言葉を言うように調教されてしまっていたのを知らされた時のショックは察するに余りある。この作品、映画ファンに好評だったが、原作のファンのあっしとしては、主人公の妻を(星遥子は熱演していたが)冷たい感じのするインテリ女、例えば某TVのニュースキャスター、安○優子にやらせたかったって、出るわけないか。
( 書き下ろし )
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