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「「その場所に女ありて」」
(そのばしょにおんなありて) 監督:鈴木英夫 出演:司葉子/宝田明/山崎努/西村晃/水野久美/森光子/原知佐子/柳川慶子 1962年
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掲載日2002年08月30日 |
鈴木英夫は、映画評論家にまったく無視されていたが、近年映画ファンによってそのメロドラマからアクションまで、あらゆるジャンルの作品を撮り、いずれも巧みな演出であると再評価されていた監督である。‘00年には湯布院映画祭で特集番組が企画された程だ。 あっしも参加していて、そこで監督、主演の司葉子と共に「その場所に女ありて」を見た。 競争と陰謀の渦巻く広告代理店を舞台に、時に傷つきながらもたくましく生きるキャリア・ウーマンを司葉子が見事に演じてみせた。 昭和37年の映画なのに、今見てもまるで古臭くないのは、時代を先取りしていたせいだろう。逆に封切当時としては新しすぎて、評論家の支持を得られなかったのかと思ってしまう。湯布院でこの映画を久し振りに見た司葉子が「私って可愛い。なんで、この映画、賞を取れなかったんだろう?」と言っていたが、如何に日本の映画評論家があてにならないかの一つの証拠だね。今回は滅多に自作を語らない鈴木英夫のインタビューに、「花の慕情」「燈台「彼奴を逃がすな」の3作品も放映される。それを見て亡くなったばかり(2002年5月没)の監督を偲ぼう。合掌。
( 書き下ろし )
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