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「「鬼の詩」」
(おにのうた) 監督:村野鐵太郎 出演:桂福団治/片桐夕子/露の五郎/中原早苗/井川比佐志 1975年
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掲載日2002年09月13日 |
落語家を主人公にした映画は森田芳光監督のデビュー作「の・ようなもの」とフランキー堺が大学の落研出身の若手落語家を演じた「羽織の大将」そして今日放映される「鬼の詩」くらいか。他に前座修行をする落語家を影で支える内縁の妻を巧演した日活ロマンポルノの佳作「主婦の体験レポート・続女の四畳半」なんて映画もあったっけ。 おっと、忘れちゃいけない。上方落語の爆笑王、初代・桂春団治を主人公にした映画が森繁久弥と藤山富美で2度映画化されていたっけ。 「鬼の詩」は春団治と同じ上方の落語家、桂馬喬を主人公にした藤本義一の直木賞受賞作を、藤木義一とは大映、田宮二郎主演の「犬」シリーズでコンビを組んできた村野鉄太郎監督が自ら資金を集めて映画化した作品であります。そのせいか肩に力が入り過ぎ、「犬」シリーズではギャグセンスがあふれていたのに、落語家を主人公にしたのに暗くて怖い映画になっている。落語家の本質はマジでシャレが通じないから、当たっているともいえるが。そういえば最近、落語家を主人公にした映画がないねえ。あっしたちってもう忘れられた存在なのかしら。
( 書き下ろし )
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