|
「「連合艦隊」」
(れんごうかんたい) 監督:松林宗恵 出演:永島敏行/中井貴一/古手川祐子/鶴田浩二/金田賢一/森繁久弥/小林桂樹 1981年
|
掲載日2002年10月04日 |
「社長」シリーズで有名な松林宗恵監督は海軍出身で、また僧籍もあるユニークな人だ。 松林監督の戦争映画は体験した者だけがわかるリアルさと死者への熱い想い、平和への祈りがこめられている。 松林監督のベスト1は「人間魚雷回天」で先日あっしが宇都宮市民大学へ講師として招かれ、この映画について語っている最中に感動がよみがえり、ボロボロと泣いてしまったほどだ。 東宝オールスターの「太平洋の嵐」ではラストでミッドウェー海戦で戦死した三船敏郎と田崎潤の霊が激しかった戦闘を振り返って映画ファンをアッと言わせた。 今月放映される「連合艦隊」は真珠湾攻撃から戦艦大和の沈没までを描いた骨太の大作だ。息子の中井貴一が特攻隊を志願したのを知った大和に乗っている父親の財津一郎が「親よりも先に死ぬ親不孝もんが!」と叱る。中井貴一は特攻の前に大和の沈没を見て、空の上から「お父上より少しでも長生きできました。せめてもの親孝行です」と言ってから米戦艦に体当たりするシーンに泣かされた。いつまでも平和が続くといいよねえ。
( 書き下ろし )
|
|