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「忍ぶ川」
(しのぶがわ) 監督:熊井啓 出演:栗原小巻/加藤剛/永田靖/滝花久子/可知靖之/伊川比佐志 ほか 1972年
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掲載日2003年02月21日 |
「忍ぶ川」は「野麦峠」と共にアイドルだった頃の吉永小百合が映画化を熱望していた作品だった。
学生の哲郎が行きつけの料亭忍ぶ川の看板娘、志乃と知り合い結婚するまでの物語で、哲郎の故郷、東北の寒村での結婚式と、それに続く初夜のシーンが感動的だ。
「雪国では何も身をつけずに寝るんだよ」と全裸で床に入る哲郎と志乃、これを加藤剛と栗原小巻が演じるんだからたまらない。
栗原小巻の白い肌、形の良い美しい乳房が今でもはっきり目に焼きついている。
加藤剛と栗原小巻は俳優座の看板コンビで舞台と映画に共演作が多いが、あっしの好きなのはこの「忍ぶ川」と山本蕯夫監督の「戦争と人間」だ。「戦争と人間」では栗原小巻は親日家の中国の富豪の娘でありながら反日運動に協力する役、加藤剛は彼女に心寄せるヒューマニストの日本人医師を演じている。
2部で加藤剛は日本軍に協力を迫られ、栗原小巻は日本軍に捕まってしまった。きっと3部では加藤剛が生物兵器研究の為、中国人を生体解剖するよう命令され、そこで捕われてこられたのが栗原小巻という展開になると読んでいたのだが、製作中に日活が倒産して3部は作ったものの予算縮小でこの2人のエピソードがそっくりなくなってしまったのは残念でならない。
( 書き下ろし )
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