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コラム

連載快楽亭ブラック
「女と味噌汁」 (おんなとみそしる)  監督:五所平之助 出演:池内淳子/川崎敬三/田村正和/田中邦衛/山岡久乃/市原悦子 1967年 掲載日2003年05月02日
 伊志井寛と京塚昌子の「カミさんと私」、森光子の「天国の父ちゃん、こんにちは」と東芝日曜劇場には数々の人気シリーズがあった。池内淳子の「女と味噌汁」もその1本だ。
 美人で唄も踊りも三味線も上手い芸者、てまりはお座敷がはねるとアルバイトにライトバンで味噌汁屋をして、熱くて美味しいその味で男たちの心をいやしている。
 TVでは1話に一人の男が登場してのほのかなラブロマンスとなるのだが、今月放映される映画版では、90分の間に川崎敬三や田中邦衛等が次々に現れて恋をするので、TVとは違って誰とでも簡単に関係を持ってしまう芸者のように描かれているのが面白い。
 TVの石井ふく子と違って、名匠五所平之助の方がリアルに芸者を描いているということか。
 あっしが好きだったのは、てまりの妹芸者、おきゃんな小桃役、長山藍子だった。子供心に大人になったらお座敷で小桃のような芸者を呼んで粋に遊びたいと思っていたが、未だに果せないでいる。どうやら見果てぬ夢で終わるのか。しかしスーパー歌舞伎「新三国志」で市川猿之助は言っていた。「信ずれば夢は叶う」って。今年中にお座敷遊びをするぞ。 ( 書き下ろし )

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