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「小早川家の秋」
(こはやがわけのあき) 監督:小津安二郎 出演:原節子/司葉子/新珠三千代/中村鴈治郎/白川由美/団令子/小林桂樹/森繁久弥 ほか 1961
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掲載日2003年07月04日 |
ちょっと古い話になるが、人間国宝、中村鴈治郎が京都のホテルで舞妓と密会、別れ際に浴衣の前をはだけてオ○ン○ンを見せた事件がワイドショーで報じられた時、あっしは当時鴈治郎の父である先代中村鴈治郎が主演した「小早川家の秋」の主人公を想い出して一人で笑ってしまった。
先代が演じた主人公は造り酒屋の主人で、いつまでたっても浮気の虫がやまず、久々に再会した愛人(浪花千栄子)の元へちょこちょこ歩きで通っていく姿がなんともユーモラスだった。
そういえばTVで小津安二郎の「浮草」が放映された翌日、「週刊プロレス」元編集長のターザン山本に逢ったら「『浮草』って、どうしてあんなにいいんだろう」と感心しきって言うので、それは同じ小津安二郎監督でも、いつもの主役の笠智衆 と、「浮草」の中村鴈治郎とでは芸のレベルがまるで違うからと歌舞伎ファンとして自慢してやった。
「小早川家の秋」はオープニングにいきなり森繁久弥が出てくるが、森繁は小津安二郎のことを今もボロクソに言う。名匠と名優が出逢ってもウマが合わないときは仕方がないものだ。
( 書き下ろし )
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