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コラム

連載快楽亭ブラック
「七人の侍」 (しちにんのさむらい)  監督:黒澤明 出演:三船敏郎/志村喬/加東大介/木村功/千秋実/宮口精二/稲葉義男 1954 掲載日2003年07月18日
 NHKの大河ドラマ「宮本武蔵」の評判が悪い。考えてみれば1回目に「七人の侍」をまんまパクッたのからケチがついたね。どうせなら毎回、名作時代劇のパロディにすればよかったのに。武蔵がふらり現われた街は二つのやくざ一家が抗争していて、武蔵は両方の組をつぶしたり、普段は町人姿で遊び人となって難事件を解決したり、居合い抜きの名人と対決したりすれば盛り上ったのに。
 さて、今月は日本映画専門チャンネルで、本物の「七人の侍」が見られる。この映画の素晴らしさは今更言うまでもない。これぞ時代劇これぞ映画だ。
 30年近く前だが、この映画が全国東宝系でリバイバル公開されたので、大阪は梅田の映画館に見に行った。七人中一番の凄腕、宮口精二が野武士を斬りに行ったまま帰ってこないので若侍の木村功が心配をして待っているところへ宮口精二が姿を表わす。このシーンのバックに軽快なメロディが流れた。さすが早坂文雄、若侍の安心感をこんなメロディで表現するのかと感心したが、なんか音楽が違うような気がした。同じビルの他の映画館で上映中の「エマニエル夫人」の主題歌が間違って「七人の侍」に流れてしまったのだった。 ( 書き下ろし )

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