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「地獄の底をぶち破れ」
(じごくのそこをぶちやぶれ) 監督:佐々木康 出演:片岡千恵蔵/淡島千景/三田佳子/江原真二郎/里見浩太郎/久保菜穂子 他 1962年
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掲載日2003年08月22日 |
今年は時代劇の大スター、片岡千恵蔵の生誕百年にあたる。戦前の時代劇スターの中で千恵蔵だけが現代劇での当り役を多く持っていた。あの名探偵、金田一耕助を初めて演じたのは千恵蔵だし、「多羅尾伴内」シリーズはあまりにも有名だ。
あっしが子供の頃、大好きだった千恵蔵の現代アクションに「地獄」シリーズがあった。
このシリーズには2パターンあって、千恵蔵扮する流れ者のやくざが、実は警視庁の檀原警部の潜入捜査であったというギャグだくさんの明るいものと、千恵蔵がやくざの幹部になるシリアスなもので、子供心には前者の方が面白かった。
今月放映の「地獄の底をぶち破れ」は残念ながら後者だが、千恵蔵は戦争中、部下だった者の家族の面倒を見る人情やくざを演じていて、ラストの銃撃シーンが楽しい。また里見浩太朗の現代劇も珍らしいのでお見逃しなく。
さて中野武蔵野ホールでは只今モーニングショーで「千恵蔵映画祭」を上映中だ。8月31日、午前9時45分に中野駅北口であっしに2000円渡すと「アマゾン無宿・心臓破りの野郎ども」を見て、その後、越後料理の老舗「雪椿」で定食とお酒が飲める「快楽亭ブラック・映画とグルメの会」に参加出来ます。映画は珍品中の珍品、こちらもお見逃しなく。
( 書き下ろし )
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