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「ゴジラ」
(ごじら) 監督:本多猪四郎 出演:宝田明/河内桃子/平田昭彦/志村喬 1954年
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掲載日2003年12月12日 |
先日、横浜にぎわい座で「ゴジラ寄席」を行った。「ゴジラ」好きの芸人がゴジラをネタにした演芸をやり、「ゴジラ」第1作に主演した宝田明氏を呼んでのトークショー、その後に第1作の上映というプログラムだった。
トークショーで聞いた第1作目の裏話を紹介しましょう。これがデビュー3本目で初めての主役に喜び勇んだ宝田さん、初日にスタジオで大きな声で「主役の宝田明です。よろしくお願いします」とスタッフに挨拶したら、あるスタッフから「バカ、主役はお前じゃない。ゴジラだよ」と言われた。
特撮シーンは別に撮るので、ゴジラがどれくらいの大きさなのかわからなかった出演者が本多猪四郎監督に聞いたら、空に浮かぶ雲を指して、「あの雲をゴジラだと思って芝居しろ」。リハーサルはそれでよかったが、本番ではその雲が移動してしまっていた。
第1作は終戦後わずか9年目の作品なので、過去の戦争のつらい想い出と未来の戦争の恐怖にみち、反戦思想にあふれている映画だ。
そしてこんなに重く悲しい怪獣映画はない。見直す度に名作だとしみじみ想う。お見逃しのないように。
( 書き下ろし )
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