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「へそくり社長」
(へそくりしゃちょう) 監督:千葉泰樹 出演:森繁久彌/小林桂樹/司葉子/上原謙 1956年
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掲載日2004年01月16日 |
東宝喜劇を代表する「社長」シリーズ全37本の第1作目が「へそくり社長」だ。
シリーズがマンネリ化してくると、好色な森繁社長とマジメな小林桂樹秘書、温厚な加東大介重役にお調子者の三木のり平営業部長と、題名、役名は変われども同じキャラクターを演じていて見ていて飽きてしまうが、キャラクターが確立していない初期の作品は新鮮に見える。
社長シリーズの名物といえば、森繁たちが見せる抱腹絶倒の宴会芸だが、本作でのどじょうすくいが初めてで、しかも先代社長の未亡人、三好栄子から「下品だから社長になったらあの芸は辞めなはれ」と禁じられてしまう。それでも皆を受けさすためとどじょうすくいを演っているところへ未亡人がやって来て、というスリル満点のシーンも楽しめる。
森繁夫人はシリーズ途中から久慈あさみの持ち役となったが、本作では越路吹雪が演じているのは今から見るとなんとも贅沢なキャスティングだ。
そして会社乗っ取りを策す悪役を、エノケンと並ぶ戦前の喜劇界の大スター、古川緑波が演じているのでご注意あれ!
( 書き下ろし )
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