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コラム

連載快楽亭ブラック
「花のお江戸の無責任」 (はなのおえどのむせきにん)  監督:山本嘉次郎 出演:植木等/ハナ肇/谷啓/進藤英太郎 1964年 掲載日2004年02月06日
 昨年秋に中野武蔵野ホールのモーニングショー<生誕百年・片岡千恵蔵映画祭>をやり、そこで「アマゾン無宿・世紀の大魔王」を上映したので、あっしの肝入りで映画を見て食事をする会をやったところ30人以上の映画ファンが集まって大盛り上がり大会となった。
 その映画の進藤英太郎の珍演に細野辰興監督から「進藤英太郎映画祭って出来ないですかね」と言われ、早速企画を考えた。進藤英太郎といえば東映時代劇の悪役として有名だが、溝口健二の文芸作品にほとんど出ているし、喜劇も多い。バラエティ豊かな番組になると思ったが、肝心の時代劇の悪役のフィルムが東映に残っておらず、悪役は東宝の「花のお江戸の無責任」1本だけになった。
 この映画、植木等の「無責任」シリーズ全盛期に作られた同シリーズの時代劇版で、植木等が江戸一番のプレイボーイ・花川戸の助六、進藤英太郎は助六の親を殺した仇・ひげの意休を演じている。吉原で皆が歌い踊るシーンが圧巻の爆笑時代劇だ。
 まずTVで見て、それから映画館にも足を運んでいただきたい。この映画が中野武蔵野ホールのモーニングショー最後の作品になるのだから。そう、3月いっぱいで閉館なのだす。 ( 書き下ろし )

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