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コラム

連載快楽亭ブラック
「ある女子高校医の記録 妊娠」 (あるじょしこうこういのきろく にんしん)  監督:弓削太郎 出演:水木正子/南美川洋子/早川保/八代順子 1968年 掲載日2004年05月14日
 あっしは最近、内田康夫の推理小説にすっかりはまってしまっている。彼の作品の中にびっくりしたエピソードが書いてあった。
 今井正の名作「また逢う日まで」は岡田英次と久我美子の哀しく切ないガラス越しのキスシーンで有名だが、学生時代にこの映画を見て久我美子に憧れ結婚したいと思い、その為には彼女と同じ東宝の役者になって近付こうとし、遂に夢を叶えたのが平田昭彦なんだそうな。知らなかったなー。「ゴジラ」の芹沢博士にそんな情熱があっただなんて。
 似たような話がある。あっしは60年代後半、大映の性典もののなかで清純派のヒロインを演じていた南美川洋子の大ファンだった。彼女は中野の堀越学園高校に通う現役女子高生だった。あっしは彼女と同じ学校に行きたい。それだけの理由で堀越を受験、見事に合格したが、なんとあっしが新入生になったその年に彼女は高校を中退して結婚、引退してしまったのだ。おかげであっしは平田昭彦になりそこなった。
 今月は「ある女子高校医の記録 妊娠」と「十代の妊娠」と、あっしのマドンナ・南美川洋子作品が2本放映される。特に「妊娠」の方はひねりの効いたオチがあって面白かったぞ。 ( 書き下ろし )

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