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「泣き笑い地獄極楽」
(なきわらいじごくごくらく) 監督:浜野信彦 出演:船越英二/伏見和子/品川隆二/霧立のぼる 1955年
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掲載日2004年07月09日 |
吉祥寺のバウスシアターで歌謡映画特集があり、何の期待もしないで「銀座カンカン娘」を見たら、昭和の名人、古今亭志ん生が出演し劇中で落語を二席も披露、しかも志ん生の落語の落ちと共にエンドマークが出るのには驚いた。
大井武蔵野館での美空ひばり特集で見た「ひばりの子守唄」でも志ん生は町内の頭役で出演、山村聡の大作家に「お前さん、愛ってことをしらなくちゃあいけないよ。愛ったってお魚のアイや、アイスクリームじゃないんだよ」と意見をするシーンがおかしかった。
師匠、立川談志にその話をしたら、志ん生はもう1本、大映で船越英二出演の落語家ものに出ていると教えてくれたが、題名は忘れたというので調べようがなく困っていたが、日本映画専門チャンネルの「発掘!お宝大映シネマ」のおかげでわかった。今月放映の「泣き笑い地獄極楽」がそれだった。志ん生は船越英二の師匠役で出演、他に曲芸の東富士夫、漫才の英二・喜美江といった寄席ファンには嬉しい色物も得意な芸を見せている。そして何より船越英二の吹替で雷門助六師匠が至芸のあやつり踊り見せてくれる。落語ファンにとって本物のお宝映画。くれぐれもお見逃しあるな。各々方。
( 書き下ろし )
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