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「銭形平次捕物控 まだら蛇」
(ぜにがたへいじとりものひかえ まだらへび) 監督:加戸敏 出演:長谷川一夫/美空ひばり/山本富士子/木暮実千代 1957年
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掲載日2004年12月03日 |
長谷川一夫のヒットシリーズ「銭形平次」のベストが本作だ。この映画で長谷川一夫は謎の新内流しとして登場するが、観客は誰もそれが平次の変装であることを知っている。映画の題名が「銭形平次捕物控」なんだから。しかし映画の登場人物は誰もそれが平次だと知らない。
美空ひばりは行方不明になった父を探す為に男装して船頭になっている娘。父を探すうちに悪人に襲われ何度も危ない目に遭うが、その度に新内流しに助けられる。疑り深いひばりは新内流しに対しても心を許さないが、ある時命を助けられてやっと信用するようになる。
小橋の上で新内流しが「おいらに用がある時はこの小橋の欄干の裂け目に小銭をはさんでおきな。それを見たらすぐ来るから」と言って去ろうとする。ひばりが新内流しに「あのー、あんたの名前は?」と聞くと、新内流しはひばりに何かを放り投げて無言で去る。
ひばりがそれを受け止め見てみると穴あき銭。「ハッ、銭形の!」この間が実に見事で歌舞伎じゃないが「ご両人」と声を掛けたくなる。昭和を代表する二大スターの競艶をじっくりとお楽しみください。
( 書き下ろし )
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