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「座頭市と用心棒」
(ざとういちとようじんぼう) 監督:岡本喜八 出演:勝新太郎/三船敏郎/若尾文子/岸田森 1970年
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掲載日2005年06月17日 |
生前、岡本喜八監督のお話を聞く機会があった。どの作品の話もよくしてくれたが、「座頭市と用心棒」の話になると急に口が重くなった。勝新太郎と三船敏郎、2大スターが現場で相当わがままを言って監督を困らせたんだろうと思った。
「座頭市と用心棒」はあまり評判が良くない。その理由は勝新・座頭市と三船・用心棒が対決するのに引き分けで勝負がつかなかったことにあるらしいが、それは野暮というもの。プロレスでも大物同士の対戦は相手の顔をつぶさない為、引き分けになるもんだ。
それよりこの映画、出演者の豪華さに圧倒される。2大スターの他にヒロインは若尾文子、悪役が滝沢修、米倉斉加年、岸田森。それに鞍馬天狗のオジサン、嵐寛寿郎まで出ているんだから時代劇ファンにはたまらない。
シリーズ当初はアウトローだった座頭市がヒットするにつれていつの間にか正義のスーパーヒーローになってしまっていたのが、この映画では口ではきれいなことを言ってて、最後は金の亡者になるのも皮肉が効いていて面白かった。スーパースター同士の競演は映画ファンに夢を与えてくれた。それを素直に評価しようよ。
( 書き下ろし )
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