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「激動の昭和史 軍閥」
(げきどうのしょうわし ぐんばつ) 監督:堀川弘通 出演:小林桂樹/三船敏郎/加山雄三/藤田進 1970年
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掲載日2005年07月01日 |
実在の人物を演じさせたら小林桂樹の右に出る者はない。嘘だと思ったら「裸の大将」を見るがいい。小林桂樹の山下清、怖ろしい程似ている。芦屋雁之助なんてまるでめじゃない。また「江分利満氏の優雅な生活」での山口瞳もそっくりだった。
いつか文芸坐地下で上映された“小林桂樹特集”の本人によるトークショーで実在の人物を演じるコツを語っていたが、まず癖をつかむ。そして血液型を調べ性格を考えて演じるのだそうだ。
そんな小林桂樹があの東条英機を演じた「激動の昭和史 軍閥」も見事ななりきり振りだった。戦局の悪化にいら立ち、誰のアドバイスも聞かずに日本を滅亡へと追い込んでゆく東条を演じて鬼気迫るものがあった。
残念なのはこの映画、戦争の途中で終わってしまっていることで、小林桂樹の東条英機で東京裁判から死刑までを見たかった!
ま、それは8月放映の嵐寛寿郎が東条英機を演じた(これも意外にはまっていた)「大東亜戦争と国際裁判」で我慢しよう。
戦後60年の今年、7、8月と日本映画専門チャンネルの“太平洋戦争と日本映画”特集を見て、近代史のお勉強をしようね。近代史耕助、なんちゃって。
( 書き下ろし )
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