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「戦艦大和」
(せんかんやまと) 監督:阿部豊/松林宗恵 出演:高田稔/小川虎之助/佐々木孝丸/藤田進 1953年
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掲載日2005年08月19日 |
先日、ラピュタ阿佐ヶ谷でこの映画を初めて見た。それまでに見た戦争映画と違って、大和最後の3日間だけを描いているのが新鮮だった。
大和の生き残り、吉田満の原作だけあって乗員一人一人のエピソードがリアルで哀しい。
アメリカに市民権を持ち、家族と離れ慶応大学に留学中に徴兵にとられ大和に乗り込んだ若者、和田孝。18才の妻と結婚したばかりの初老の軍医、見明凡太郎。最後の上陸で女遊びをしたいが金がないので妹が急病と嘘をついて主人公に金を借りたまま「あの世で返す」と遺言して死んでゆく中山昭二らが特に印象に残る。
そして戦闘シーンの迫力、一機の護衛もなく米戦闘機の空爆を受け次々に死んでゆく乗員たち、船体が傾きながらもまだ応戦する姿があまりにも哀しい。
同じ原作の市川崑演出によるTV版と見比べてみたいものだ。そして只今製作中の映画「男たちの大和」の出来は如何に?
( 書き下ろし )
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