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「白夫人の妖恋」
(びゃくふじんのようれん) 監督:豊田四郎 出演:池部良/山口淑子/八千草薫/清川虹子 1956年
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掲載日2005年09月16日 |
今から100年前の1905年は日本映画が誇る偉大な監督6人が生まれた記念すべき年だ。喜劇の神様・斎藤寅次郎、怪談映画の名匠・中川信夫、「愛染かつら」の野村浩将、そして成瀬巳喜男、豊田四郎、稲垣浩の名匠たち。今月から豊田四郎の名作が放映されるのは映画ファンにとってはまことにうれしい。
9月のお薦めは「白夫人の妖恋」だ。原作は中国では有名な話。昔、昔、中国のある所に住む若者(池部)は湖のほとりで美しい娘(山口淑子)と出会いました。ごく普通の二人はごく普通の恋をし、ごく普通に結ばれました。ただひとつ違っていたことは、娘は人間ではなく白蛇の化身だったのです。
文芸映画の名匠、豊田四郎には珍しい特撮スペクタクルで、特撮監督は我等が円谷英二。
その迫力ある特撮シーンを堪能してもらいたい。池部良を助けようとふたりの恋を邪魔する東野英治郎の怪演も楽しい。
なおこの映画の2年後、同じ原作を東映が長編動画第1弾「白蛇伝」として製作した。
豊田四郎映画の常連、森繁久彌が宮城まり子と共に声色を使い分けて全ての登場人物を演じているので、見比べてみるのも面白いよ。
( 書き下ろし )
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