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コラム

連載快楽亭ブラック
「落語野郎 大脱線」 (らくごやろう だいだっせん)  監督:杉江敏男 出演:牧伸二/立川談志/酒井和歌子/てんぷくトリオ 1966年 掲載日2005年11月04日
 三船敏郎が死んだ日、今はなき名画座最後の砦、大井武蔵野館ではちょうど三船敏郎特集を上映していて、それが即追悼番組となった。あまりのタイミングのよさに、インサイダー取引かとあっしは疑ったものだった。
 三笑亭夢楽師匠と宮城けんじ先生。落語芸術協会の二人のベテランが亡くなったと思ったら、落語芸術協会のエース、春風亭昇太が二人の出演している「落語野郎 大脱線」を「私が好きな日本映画」として放映する。インサイダー取引に違いない。
 この映画はあっしが落語好きの中学生だった頃の映画で、当時は信じられない寄席・演芸ブームで、人気落語家、芸人たちがオールスター出演している。てんぷくトリオの「びっくりしたなーもー」、晴乃チック・タックの「いいじゃなーい」、Wけんじの「やんなッ」のギャグももちろんあります。
 夢楽師匠は長屋の住人で、みなで大山詣りに行き、酒癖が悪くみなにからんだあげくぐっすり寝込んでしまった立川談志家元の髪の毛を剃ってお仕置する役であります。なお夢楽師匠は美少年好きの噂あり。入門したてのあっしはお尻を狙われるかと顔を出すなと言われたものでした。合掌。→「落語野郎 大脱線」放送スケジュール ( 書き下ろし )

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