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「天保水滸伝 利根の火祭」
(てんぽうすいこでん とねのひまつり) 監督:安達伸生 出演:坂東好太郎/若杉曜子/三浦光子/広沢虎造 1952
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掲載日2005年12月16日 |
戦前、戦中、そして戦後しばらくまで、日本映画に浪曲映画というジャンルがあった。
映画の全篇に浪曲が流れ、登場人物の心境やナレーションをするものだ。マキノ雅弘監督の代表作「清水次郎長」も限りなく浪曲映画に近い。当時人気絶頂の浪曲師、広沢虎造が次郎長一家の三下やくざに扮し、全篇に彼の名調子が流れるのだから。
今月放映される「天保水滸伝 利根の火祭」も浪曲映画だ。お馴染み、笹川の繁造と飯岡の助五郎という二人のやくざの対立に、笹川方の用心棒、平手造酒がからむ物語は浪曲師・玉川勝太郎の十八番として知られているが、この映画はその玉川勝太郎が浪曲師役で出演し得意のノドをたっぷりと聞かせる。そしてうれしいのは広沢虎造も出演して浪曲を披露していることだ。当時の売れっ子浪曲師同士の競演は浪曲ファンにとってはたまらない魅力だ。この映画をビデオ録画して浪曲好きのおじいちゃんにプレゼントすれば喜ばれ、お年玉をはずんでくれると思うよ。
こういう貴重なレアもの映画を放映してくれるのは本当にありがたい。→「天保水滸伝 利根の火祭」放送スケジュール
( 書き下ろし )
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