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コラム

連載快楽亭ブラック
「社長千一夜」 (しゃちょうせんいちや)  監督:松林宗恵 出演:森繁久彌/小林桂樹/加東大介/フランキー堺 1967年 掲載日2006年04月07日
 東宝名物社長シリーズも31作目となると、マンネリ化したとの評判が立つようになる。
 そのマンネリを逆手に取ってギャグにしてしまったのがこの映画だ。
 今回の森繁は観光会社の社長、関西支社長の三木のり平が持ってきた南米の日系三世、フランキー堺が天草にホテルを建てるという話に乗るべく大阪に来てナイトクラブへ。そこのママが新珠三千代。
 森繁に向って
 「うちらいつもいい所で邪魔が入って出来へんねん。まるでどこかの社長もんの映画みたい。
  うちもうあきたわ」
 「僕ももうあきた」
 シリーズを見続けているファンならバカ受けになってしまう楽屋落ちでした。
 社長シリーズといえば社長以下、加東大介、小林桂樹、三木のり平による接待宴会での珍芸も見所だが、この映画では珍しく森繁が一人で「落城の賦」を歌い、踊るというマジメなもの。これもマンネリ防止の一つです。
 フランキー堺の怪演も楽しい娯楽作品です。→「社長千一夜」放送スケジュール

※「社長シリーズ」に関しましては、どの作品を入れるかでシリーズナンバーのカウントの仕方が異なります。1997年に発行されている「ゴクラク画報」(企画・編集:東宝)によると、「社長千一夜」は26作目と表記されております。どちらかが正しいという事はありませんが、当チャンネルとしましては、こちらの資料に倣い、チャンネルとしての資料・発表に「26作目」と表記させて頂いております。ご了承下さい。 ( 書き下ろし )

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