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「金環蝕」
(きんかんしょく) 監督:山本薩夫 出演:仲代達矢/三國連太郎/宇野重吉/京マチ子 1975年
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掲載日2006年04月28日 |
民主党の代表選挙が終わり、次の話題はポスト小泉。国政選挙はなくても政治が燃えている今日この頃だが、不満なのは近頃いい政界ものの映画がないことだ。
山本薩夫が生きていたら、偽メール問題なんてその裏側のドロドロした世界を見事に描いてみせてくれたろうに。
そう、山本薩夫が偉いのは、政財界の裏側をただ告発するだけでなく、オールスターで見事なエンターテイメントとして見せてくれることだ。
「金環蝕」はダム建設をめぐる政財界の癒着と与党の総裁争い、それに首相夫人と官房長官の秘められた関係、それを告発しようとしている業界紙記者等、様々な人間模様を見せてくれる。また名優たちが競って演じる現役政治家のそっくり振りも楽しい。モデルを当てながら、これが作り物ではなく実話なんだと思わせるテクニックはさすが山本薩夫だ。
それに他の左翼系作家と違い、エロスシーンもあってサービスたっぷり、山本薩夫は権力に厳しく、観客にやさしいから好きだ。→「金環蝕」放送スケジュール
( 書き下ろし )
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