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「日本の青春」
(にほんのせいしゅん) 監督:小林正樹 出演:藤田まこと/新珠三千代/黒沢年男/酒井和歌子
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掲載日2006年06月23日 |
あっしが子供の頃、藤田まことは「てなもんや三度笠」や「スチャラカ社員」でお馴染のコメディアンだった。そんな藤田まことを初めて文芸作品の主役に抜擢したのが小林正樹監督の「日本の青春」だった。
原作は遠藤周作が産経新聞の夕刊に連載した「どっこいしょ」。第一回の軽妙なタッチから次第にシリアスな内容になっていくが決して深刻にならずに明るく描いていて毎日読むのが楽しみだったから、その映画化には期待したが、まさか藤田まことが主役とは思わなかった。当時の東宝なら小林桂樹かフランキー堺、または加東大介か有島一郎だと思っていたのだが・・・
ところがこの藤田まことが実によかった。
人が良く小心者の主人公が、胸に秘めた戦争の傷跡。ある日、初恋の女、新珠三千代と戦争中に自分をいじめた上官、佐藤慶に出逢って傷が疼く。息子、黒沢年男の恋人、酒井和歌子が佐藤慶の娘で、息子が自衛隊に入りたいと言い出したから、もうお父さんは黙っていられない。
61回目の終戦記念日を前に是非見てもらいたい作品だ。
→「日本の青春」放送スケジュール
( 書き下ろし )
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