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コラム

連載快楽亭ブラック
「鯨神」 (くじらがみ)  監督:田中徳三 出演:本郷功次郎/勝新太郎/藤村志保/江波杏子 1962年 掲載日2006年08月25日
 あの人のごつごつした太い指が私の股間の敏感なところへ。
「アッ、ダメーッ!」
私そんとこ、一番感じるんです。
 とくればお馴染、宇能鴻一郎のポルノ小説だが、その宇能鴻先生がかつて芥川賞を受賞していたとはトリビアものだ。
 その芥川賞作の映画化が今月放映の「鯨神」だ。
鯨神と呼ばれる鯨を誰がしとめるか、本郷功次郎と勝新太郎がその名誉を賭けて競う。本郷=善玉。勝新=悪玉。の対立は大映界のオールスター70ミリ大作「釈迦」と同じだ。
 そして何より特撮が凄い。特撮といえば東宝、円谷英二の巧みさばかりが目立つが、どっこい大映だって「宇宙人東京に現る」や「日蓮と蒙古大襲来」でその底力を見せる。そして後に「ガメラ」や「大魔神」につながってゆくのだ。
 ところがこの「鯨神」を4年前、まだ幼稚園児だった息子、ヒデジロウを連れて映画館で見たら彼は退屈してしまった。宇能鴻で芥川賞は子供には難し過ぎた。今季は「宇能鴻一郎の濡れて打つ」を見せてやろう。

→「鯨神」放送スケジュール ( 書き下ろし )

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