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「陸軍中野学校」
(りくぐんなかのがっこう) 監督:増村保造 出演:市川雷蔵/小川真由美/E・H・エリック/加東大介 1966年
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掲載日2006年09月29日 |
市川雷蔵の凄いのは時代劇の大スターでありながら現代劇に出ても何の異和感もなくピタッとはまってしまうことだ。
例えば「武士道残酷物語」で中村錦之助がサラリーマンを演じたシーン、あまりに似合わなくて見ている方が恥ずかしくなった。大映の大先輩、長谷川一夫も現代劇では浮いていた。勝新太郎は時代劇も現代劇もいつでも何を演っても勝新太郎だからこれは問題外だ。
「濡れ髪」シリーズ等コメディを演っても巧いし、「ひとり狼」や「眠狂四郎」のようにクールな役もはまる。本当の名優というのは市川雷蔵をいうのだろう。
その雷蔵のクールな魅力を活した現代劇シリーズが「陸軍中野学校」だ。全5作の中では増村保造演出の第一作がぶっちぎりのベスト1。というか一作目があまりにも良過ぎた為にシリーズになったのだから。
スパイ養成のハードな訓練はドキュメンタリーのような迫力だし、任務の為には恋人をも殺す非情さを演じて男の哀しさを表現出来るのは雷蔵ならでは。秋の夜長、この5本は見せまっせ、旦那。
→「陸軍中野学校」放送スケジュール
( 書き下ろし )
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