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「犬神家の一族」
(いぬがみけのいちぞく) 監督:市川崑 出演:石坂浩二/高峰三枝子/草笛光子/あおい輝彦 1976年
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掲載日2006年10月13日 |
金田一耕介は明智小五郎と並ぶ日本の名探偵なのに、明智と違って映画化された姿は原作とはまるで違っていた。
初代、金田一を演じた片岡千恵蔵はバリッとしたスーツ姿で時には拳銃をかまえ、「三つ首塔」では坊さんに変装までして彼のもう一つの現代劇の代表作、「七つの顔」シリーズの藤村大造とほとんど変らないし、高倉健の金田一はまるで太陽族そのもの。初めて原作通りに描いたといわれる「本陣殺人事件」も、事件こそ原作通りだが中尾彬の金田一はジーンズ姿でまるでヒーローのようだった。
フケだらけの頭、ヨレヨレの着物に袴という原作通りの金田一耕介を我々に見せてくれたのは市川崑の「犬神家の一族」が初めてだった。
もうすぐそのリメイク作品が同じ市川崑監督、石坂浩二主演で公開される。その前に旧作を見ておこう。それまでの日本映画界の常識を破る豪華キャスト競演の旧作を見たら、新作が物足りなく見えちゃうかも。
個人的には加藤武扮する橘警部の「ヨシッ、わかった」の迷セリフがリメイク作品でも見られるのが楽しみでならない。加藤武にはいつまでも元気でいてもらいたい。
→「犬神家の一族」シリーズ一挙放送スケジュール
( 書き下ろし )
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