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「殺陣師段平」
(たてしだんぺい) 監督:瑞穂春海 出演:市川雷蔵/中村鴈治郎/田中絹代/高田美和 1962年
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掲載日2006年11月17日 |
「殺陣師段平」は新国劇の創始者、沢田正二郎の苦悩と、無学ながら沢正のいうリアリズムの殺陣を考案、新国劇を人気劇団にした殺陣師段平の物語で、3度映画化されている。
最初は東映で、黒澤明脚本、マキノ雅弘監督の「殺陣師段平」で、沢正が市川石太衛門、段平が月形龍之介だった。いつもは重厚な演技の月形がこの映画では飄々と段平を演じたのが意外だったし、右太衛門が劇団に人気が出た途端に段平をリストラするインテリの冷酷さを見事に演じていた。
マキノは後に日活で「人生とんぼ返り」の題名でリメイクした。こちらは沢正、河津清三郎、段平、森繁久弥のコンビ。沢正に貫禄がなく、森繁は小技を使い過ぎてオリジナルをこえられなかった。
同じ脚本で大映が映画化したのが今日放映される「殺陣師段平」だ。沢正、市川雷蔵、段平、中村鴈治郎という名優同士のからみ合いは見応えがある。この脚本、この配役なのに監督が瑞穂春海なのが惜まれる。何故森一生に撮らせなかったのかって、今更言っても仕方ないのだが。劇中劇の「国定忠治」での雷蔵の忠治の見事な殺陣をお見逃しなく。
→「殺陣師段平」放送スケジュール
( 書き下ろし )
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