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「かげろう絵図」
(かげろうえず) 監督:衣笠貞之助 出演:市川雷蔵 /山本富士子/滝沢修/柳永二郎 1959年
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掲載日2007年03月09日 |
TVもラジオも映画もない時代。娯楽の王様は寄席だった。落語家や講釈師は毎日大勢のお客さんに来てもらうべく、続きものを語り、主人公が絶対絶命、ハラハラドキドキという場面で切り「この続きはまた明晩」とやった。この手法を映画が取り入れた。「笛吹童子」3部作や「孔雀王」5部作の各作品の終わりはどれもハラハラドキドキ、一刻も早く続きが見たい、というところで終わっている。映画会社の見事な戦略だ。
ところが、せっかくハラハラドキドキ、これからどうなるという場面で終わっても映画会社の何かの事情で続篇が製作されなかったケースがある。マキノ雅弘監督の代表作「次郎長三国志」は9本作られ、9本目は「荒神山・前篇」で映画終了後、後篇の予告篇まで上映しながらその後篇は上映されなかった。
今日放映の「かげろう絵図」はベストセラー作家、松本清張原作の時代劇で、主演はあの大スター、市川雷蔵。その雷蔵が巨悪の陰謀と戦い、さあどうなるというところで映画が終わってしまっている。この映画、封切り当時ヒットしなかったので大映が後篇を作る気をなくしたのか、映画の続きが気になる人は原作をお楽しみ下さい。
→「かげろう絵図」放送スケジュール
( 書き下ろし )
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