|
「寝ずの番<R-15>」
(ねずのばん) 監督:マキノ雅彦 出演:中井貴一/木村佳乃/長門裕之/富司純子 2006年
|
掲載日2007年03月23日 |
「寝ずの番」は大人の映画だ。子供に見せるのはもったいない。
上方落語の大御所の落語家が臨終の間際に言った「そ○が見たい」を「そそ」女性器と勘違いした弟子たちが誰の女性器を見せるか相談しているのを聞いて「私が見せてあげる」と名乗り出そうになるが「おかみさんでは古過ぎるし」と言われがっかりする富司純子が実に可愛らしい。
映画のクライマックス、そのおかみさんの通夜で大御所と芸者時代のおかみさんを張り合った馴染客、堺正章と弟子の中井貴一によるエロ唄合戦がとてつもなく楽しい。歌手の堺正章よりも俳優の中井貴一の方が美声だったのも嬉しい発見だった。
落語家って本当に馬鹿馬鹿しくってくだらない。そしてだからこそ愛おしい生物だとしみじみ感じさせてくれる。だからこそ、森田芳光のデビュー作「の・ようなもの」ラストで主人公の「寄席はなくなるかもしれないけど、落語家はなくなんないよ」というセリフが実感出来る。「寝ずの番」と「の・ようなもの」必見ですぞ。
→「寝ずの番」放送スケジュール
( 書き下ろし )
|
|