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「かんかん蟲は唄う」
(かんかんむしはうたう) 監督:三隅研次 出演:勝新太郎/峰幸子/三田登喜子/伊沢一郎 1955年
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掲載日2007年06月08日 |
あっしのモットーは戦後の日本映画を全て見ること。その為、未見の映画を求めてフィルムセンターやラピュタ阿佐ヶ谷、川崎市市民ミュージアム等に通い続けている。そこでいつも見る顔が多い。あっしと同じ日本映画マニアは結構たくさんいるのだ。そんな日本映画マニアにとって「〜没後10年〜伝説・勝新太郎」でブレイクする前の勝新太郎の映画を日本映画専門チャンネルと時代劇専門チャンネルでまとめて放映してくれるのは、うれし涙がチョチョ切れるほどありがたい。
「かんかん蟲は唄う」は時代劇スター・勝新の初の現代劇主演作だ。
大型船の錆落し、カンカンと音を立てるところからカンカン蟲と呼ばれる仕事をしている不良少年・トム(勝新)が、孤児院をつぶしてカジノを造ろうとする街のボスと戦う姿を描く物語だが、そのトムが実は駐英大使の隠し子だったという時代劇でお馴染み、貴種流離譚になっているのが面白い。ブレイク前の勝新は、イタズラッ子のようで憎めなく可愛い。アクションシーンでは体の切れが良く、長唄の名門の息子らしく主題歌も上手く唄っている。まだ新人の中村玉緒がトムの妹の芸妓役で共演、これまた初々しくて可愛いぞ!
( 書き下ろし )
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