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「不撓不屈」
(ふとうふくつ) 監督:森川時久 出演:滝田栄/松坂慶子/三田村邦彦/田山涼成 2006年
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掲載日2007年07月06日 |
友人の細野辰興監督作品「燃ゆるとき」が昨年2月に公開された。アメリカ人向きのカップ麺を造り大成功するが、秘書の外国人女性からセクハラ裁判で訴えられるサラリーマンを主人公にした物語で、原作は高杉良の同名小説。主人公を中井貴一が熱演し、いい作品だったがまるでヒットしなかった。
同じ年に公開され、同じ高杉良原作で大ヒットしたのが「不撓不屈」だ。この違いは何なんだとしみじみ考えたら、主人公が格好いいか、悪いかだった。
「不撓不屈」の主人公の税理士は、クライアントの為に日夜努力しているマジメな男だが、ふとしたことで国税局ににらまれ、クライアントから見放され、家族と離れ逃亡生活をしても単身、国家と戦って遂に勝利する。
時代劇のスーパーヒーローだって国家に勝つなんて奴はいないのに、これが実際にあった話だというから余計に格好いいし、主人公の滝田栄、妻の松坂慶子をはじめ名優がズラリ揃っていて、懐かしの森川時久監督のきっちりとした演出もいい。観客は主人公を見習おうと前向きになれる。セクハラ裁判(実は陰謀なのだが)で負けた男のドラマじゃあ、スカッとしないもんね。お見逃しなく!
( 書き下ろし )
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