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「婦系図」
(おんなけいず) 監督:三隅研次 出演:市川雷蔵/万里昌代/船越英二/三條魔子 1962年
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掲載日2007年08月11日 |
ダルビッシュがサエコとできちゃった婚だって。平成の御世は素晴らしいね。男と女が勝手にSEXし、勝手に結婚できるんだから。
昔はそうはいきませんでした。親とか師匠の許しがなければ結婚できなかったんであります。
そんな明治の頃、文豪・泉鏡花が愛する女性との結婚を師匠・尾崎紅葉に反対されたのを恨んで書いたのが名作「婦系図」なんであります。若きドイツ語学者・早瀬主税と芸者・お蔦は恋に落ち、二人で住むようになるが、早瀬の師匠によって引き裂かれ、愛する男を奪われたお蔦は生きる気力を失って死んでしまうという大悲劇は、今でも新派No.1のお芝居で只今、東京は三越劇場で上演中であります。
映画では4本、長谷川一夫と山田五十鈴、鶴田浩二と山本富士子、天知茂と高倉みゆき、そして今月放映される市川雷蔵と万里昌代のコンビのものがあります。二人が湯島天神で別れねばならぬ時の名セリフ、「月は晴れても心は闇だ。お蔦、俺と別れてくれッ!」は昔は声帯模写のネタとしてもよくやられました。日本人なら常識として見ておきたい新派大悲劇、お見逃しなく!
→「婦系図」放送スケジュール
( 書き下ろし )
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