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「燃ゆるとき」
(もゆるとき) 監督:細野辰興 出演:中井貴一/鹿賀丈史/大塚寧々/津川雅彦 2006年
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掲載日2008年01月25日 |
サラリーマンが奮闘する姿は往年の東映映画のヒーローだ
細野辰興監督はあっしと同じ昭和27年5月生まれのB型で、生涯のベスト1映画が中村錦之助主演「関の弥太ッぺ」というのもあっしと同じだ。二人共に東映時代劇全盛期にそ
の作品群を見て育った。東映時代劇があっしたちにとっての男の教科書だったのだ。
「燃ゆるとき」はそんな細野辰興監督が初めて撮った東映作品だ。あの岩に波がザブンとかかって東映の三角マークが写る、そこから始まる映画を撮れることがどれだけうれしく、また誇らしかったことか。
細野監督はそれまで「大阪極道戦争・しのいだれ」や「シャブ極道」「竜二 Forever」等アウトローを主人公にした映画を撮ってきた。それが初めての経済小説の映画化だが、アメリカに日のカップメンを売りに乗り込むサラリーマン、中井貴一の姿を見事に描いている。
売り上げが低迷するアメリカ工場をなんとか再生しようと努力するその姿に、往年の東映映画のヒーローたちの姿がだぶって見える。
やっと工場を軌道に乗せたと思ったら、信頼していた女性スタッフから見に覚えのないセクハラ訴訟を起こされて・・・
アメリカでロケしたかったところを諸般の事情でほとんどをオーストラリアで撮ることになったが、オーストラリアを如何にアメリカらしく見せるかに苦労したとは細野監督の弁。なお音楽の川崎真弘はこの作品が遺作になったそうだ。合掌。
→「燃ゆるとき」放送スケジュール
( 書き下ろし )
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